ところで、風神録から導入された「ヒント機能」ですが、皆様使ってますでしょうか？

マニュアルにもどこにも具体的な使い方が書かれていないこの機能ですが、
その割にオプションの一番上にどっかりと陣取ってたりしますね。

そんなヒント機能を、実際に使ってみてどういうものか解析したのでメモ書き程度にご紹介。

・ヒント機能を「Auto」にしていると、ミスした場所がヒントファイルに自動的に書き込まれる。
　(ヒントファイル名は「hint_auto.txt」)
・ヒント機能を「On」または「Auto」にしていると、ヒントファイルに書き込まれたテキストを表示する。

要するに、本来の用途としては、Autoにしてプレイすると、被弾した場所に
「Caution!」という文字が表示されるので、早めに対処できるというものですね。
敵の出現位置を覚えるのに使えるわけです。

が、ミソはこの「テキストを表示」できるということ。
このヒントファイル、見てみるとただのテキストファイルです。
中身はこんな感じ。

# ==================================
Stage : 1

Tips
　　　　　　Remain : 25
　　　　　　Text　　　: "Caution!"
　　　　　　Pos　　　 : -107, 127
　　　　　　Count　 : 337
　　　　　　Base　　 : start
　　　　　　Align　　 : center
　　　　　　Time　　 : 90
　　　　　　Alpha　　: 255
　　　　　　Color　　: 255, 128, 128
　　　　　　Scale　　: 1.0
End

StageEnd

ステージごとに区切られて記録されていて、それぞれの項目は
Remain：各Tipsの番号。ステージが違えば番号が同じでも別のTipsになる。
Text：表示されるテキスト。ダブルクォートで囲む。改行は不可(たぶん)。
Pos：表示位置。X軸は画面全体の中央が0で、右が正。Y軸は画面上端が0で、下が正。
　(X軸の基準は、移動可能領域の中央ではないので注意。画面左端が-255くらい？)
Count：Baseから数えて何フレーム目に表示するか。
Base：カウントをはじめるタイミング。
　　　start：ステージの開始から
　　　mboss_X：中ボスのX番目の通常弾幕開始から
　　　mboss_card_X：中ボスのX枚目のスペカ開始から
　　　boss_X：ボスのX番目の通常弾幕開始から
　　　boss_card_X：ボスのX枚目のスペカ開始から
Align：表示位置？　デフォルトはcenterだけど、leftにしても特に変わらず。
Time：表示している時間。単位はフレーム。
Alpha：透過度。255で無透過。100くらいまで落とすとだいぶ薄くなる。
Color：文字の色。RGBそれぞれ255段階で指定。影がついて表示されるので、どんな色にしても割と見やすい。
Scale：文字の大きさ。0.1単位で指定可能。3.0とかだとかなりでかい。

自分で調べた限りなので、間違いや抜けがあるかもしれません。
がんばれば会話の作成からアスキーアートの表示やドット絵の表示まで、何でもできそうです。

これを使ったネタファイルをいずれ誰かが作りそうな。むしろもうあったりして？